「何呑むの?」 くびれた腰に手を回し、抱き寄せる。 「私の好きなの」 ヒツキはアロマキャンドルの横に置いてある華奢なワインボトルとワイングラスを指差した。 「ロゼが好きなんだ」 「スパークリングよ」 ふつふつと気泡が浮き上がるピンク色の液体は半分ほど無くなっていた。 「他の男と呑んでたの?」 ヒツキの顎を指ですくい、俺の方に向かせる。 「気になる?」