翌日、今日は休みなのだが仕事の日と同じ時間に起床した。

ガーデニング用の草を刈る小さなカマとクマデ、軍手を用意した。

カマの刃の部分の保護カバーが紛失きてしまっているため、怪我をしない様に新聞紙で包んでおいた。

7時に家を出て、高速に乗り、休憩をしながら2時間掛けて山梨に来た。

萌の父親はロシア人で母親は東京生まれの日本人。

父親はメンズブランドの社長を務めている。

富士山が好きな父親の希望で山梨に豪邸を建てた。

僕は車でその豪邸を通過した。

母親がガーデニングをしている後ろ姿を見て、唇を噛んだ。

合わせる顔がない。