目を泳がせている真南の前に逮捕状を晒す。

「ぉれ……し、知らない……俺は何も知らないッ!」

ドアノブから手を離した真南は家の中へ逃げようとした。

俺は捕まえようと手を伸ばす。

「さ、触るなッ!ホモ!!」

「え……」

伸ばした手が止まる。

部下がざわつくのを背中で感じた。

「俺見たぞッ。あんた、車の中で」

「うるさいッ!俺はホモじゃなァァァァい!!!」