俺は男の体には、一切興味無い。

腐女子が喜ぶ趣味も無ければ、男に手を出すほど女に困っていない。

ただ、この男が、そうしたから俺も同じ事をしているだけだ。

俺と同じ背丈の男を大の字にさせ、近くの木の幹に細い縄で縛り付ける。

両手首、両足首を細い縄で何重にも巻いた。

細い縄をピンッと張り、下着姿の男は身動きが取れなくなった。

男の肌は鳥肌が立っている。

「……うぅ……」

喉仏が浮き上がる首に細い縄を三周巻きつけたところで、男が意識を取り戻した。

自分の置かれている状況を瞬時に把握し、男は目を見開く。