「BL?」俺ってやっぱイケメンじゃね?



『どした?なんかビクビクしてっけど』


『っえ?えー?べ、べつにビビビクビクなんて
し、してねぇよ!』


明らかに様子がおかしい俺


『あ、もしかしてさっき俺が強く掴んだところが
痛いのか?…本当にごめん、痛くしたつもりは
なかったんだ。あー、だったら水で冷やすか?
ちょっとはマシになるかも…』


『え、ち、ちがっ』


『ちょっと待ってろ!』


『は、はい…』


別に腕はもうどーでもいい
あざもほとんど消えてるし
痛みもあんまり残ってない
だが、顔が赤いのが
まだ治まってない
なんでだよぅ…



桐斗はタオルを水にぬらそうと
手洗い場に寄ってくる
それと同時に俺は顔を隠しながら避ける


ジャージャー(水の音)


『なぁ』


『な、なに』


タオルを水にぬらしながら
桐斗が聞いてきた


『お前、ほんとに俺のこと
嫌いか?』


ジャー


え?
今それ聞く?
また、好きとか言うんじゃねーだろーな
ま、まぁでも二回目はさすがに
照れんだろう・・・


不安だ。