俺の言葉でちょっと沈黙が続いた
俺、言い過ぎたかな…
いや、でもここははっきりと言ったほうが
いいよなっ。うん。
桐斗は選ぶ相手が間違ったんだよ
もっとホモホモしぃ奴を探せばいいのに…
あれ?俺なんであいつの為に
こんなこと考えてんだ?
あー…、そっか、俺…
優しいんだな。
くだらないことを考えていると←おい
桐斗が口を開いた
『それでも…』
あ、喋った
『…』
また黙った。うぜぇ
俺かよ
『は?何』
声をかけてみる
・・・
『そ、それでも、ね。
少なくとも!俺は…海麗のことが…好きだからさ。ははっ…』
なんで悲しそうに笑うんだよ
あーもう、なんかいろいろうぜぇ
そう思いながら俺は手洗い場の前で頭をかいた
その時
ん?あれ?
な、んで…俺…顔真っ赤になってんの?
鏡に映ったのは顔を真っ赤に火照らしてる(ほてらしてる)
自分だった

