「また、甘えん坊さんなこと言って、明日帰ってくるでしょう」
「ほら、バッグ持って。」
無理矢理に渡されたバッグを思わず床に落とす。
「ごめんなさい、この子ったらここで甘えん坊さんになってしまって。」
「いえいえ、よくありますよ」
「泊まったらなおると思いますので、お願いします。じゃあね来夢!」

その言葉は私の心にまたも寂しさを与えた。

「嫌っ!ママァ!」
涙の溢れ始める私を置いて
どんどん離れていく母。

その後私は泣き止み
笑顔で友達と楽しい時間を過ごした。

ーそして夜。

私はある夢をみた。