「おはよー!」

私、星野美羽。高校ニ年生。

明るくて元気で、しかも優等生!
自分でいうのもなんだけど。

今日は転入生がくるの。

男子がくるってのはきいてるんだけど、どんな人かわからないから、楽しみで元気な声で挨拶しながら、教室へと入っていった。

「みんな席について、転入生を紹介します。渋谷君入ってきて」

先生がきて、立っていた人達は一目散に席へついた。

そして、入ってきたのはーー

「はじめまして、東京から来ました、渋谷輝(ひかる)です。よろしく。」

背が高くて、とても美形な男子。
ジャニーズにいそうな感じだ。

「かっこいい!」
「一目惚れしそう!!」

女子からはこういう声

「優等生っぽいな」
「女子が…」

男子からはこういう声

私はもちろん、
「かっこいい!」
こう思った。