「今、何時?」 「午後8時57分」 「あと、3分だね」 「花火が撃ちあがったと同時に、学校祭終了か」 「なんか、淋しい・・・」 「・・・だな」 「終わっちゃうのか・・・・・最後の学校祭」 その言葉に、俺は何も返せなかった。