「―以上でHRを終わる」 先生の合図とともにクラスの皆が一斉に動き出す。 「妬馬!次、化学だから移動だよ!!」 「あぁ」 双葉に急かされて準備をし、彼女のもとに向かった。 化学室まで、俺と双葉は本当にたわいない話をしていた。 隣で笑うキミの笑顔が、いつも以上に眩しく感じた。