痛みがある部分にそっと手を乗せると、ぬるっとした感覚があった。 その手を見ると、俺のよく知る紅色に染まっていた。 それから、体中に痛みの衝動が走った。 「あっ・・・!!!・・・ぐっ・・・」 「うぅ・・・ごめん・・・ごめんなさい・・・・」 双葉の声なんて頭に入ってこなかった。 でも、映像だけは頭の中に入り込んできた。