「おいしかったね」 「っても、ハンバーガーだろ」 「それでもおいしいものは、おいしいの!」 そう言いながら、繋いでいる手に力を入れてくる。 でも、学校祭のときみたいに痛くない。 なぜこんなにも弱々しくなってしまったのだろうか。 あと残り数時間で消えてしまう、この儚い命。 その時間が近づくたびに、その命は燃え尽きていく。