満員電車から開放され、外の空気をめいいっぱい吸い込んだ。 大きく深呼吸すると、双葉と手を繋ぎショッピングモールへ。 お昼時、夏休み、ということもあり人であふれていた。 「うわーすごい人」 「で、どこに行くんだ?」 「えっとね、まずはお腹がすいたから二階のフードコーナーに行こう!」 「ん」 双葉に手を差し伸べ、一緒に歩いていった。