今度は、俺が逆に質問してみた。 「じゃあ、双葉はどうするんだ?」 「私だったら・・・やりたいことを全部やる。 行きたいところに行けるだけ行く。 でも・・・どこに行っても、 何をしていても大切な人とずっと手を握ってたいな」 寂しそうな笑顔を浮かべながら笑う。 でも、その表情は一瞬ですぐにもとの明るい笑顔に戻った。 「それに、私は最期の時までキラキラ輝いてたいの! 腐っちゃったら終わり、人生ってそういうものじゃない?」 そう言って俺の顔を見る双葉は、いつもよりも格段に輝いて見えた。