『明日』~隣のキミへ~




双葉は、体重を前にかけはじめた。



こいつ・・・軽いな・・・。



そして、そのまま歩き始めた。



背中から双葉の体温が伝わってくる。



やっぱり、俺よりも体温は低かった。



「妬馬・・・温かい」



それだけ言うと、眠るような規則正しい呼吸音が聞こえてきた。