双葉は、体重を前にかけはじめた。 こいつ・・・軽いな・・・。 そして、そのまま歩き始めた。 背中から双葉の体温が伝わってくる。 やっぱり、俺よりも体温は低かった。 「妬馬・・・温かい」 それだけ言うと、眠るような規則正しい呼吸音が聞こえてきた。