空歌 -そらうた-













遼side*




「なあーりょおーひまだよーー」

俺の部屋のガラステーブルに
つっぷして悠がうなる。

「俺も暇だよ。」

あぁー。まじですることない。
学校の仕事は古谷先生(教務主任)に
まかせてきちまったし。

優音に会いてえな‥


「悠、アイスコーヒー飲むか?」

「ぜひお願いします。」

即答する悠がおかしくて
俺はクスリと笑った。

カラカラ‥

氷の鳴る音が、心地よい。


「ほら。」

「さんきゅーっ!」

悠がニカっと笑う。

こいつ、ほんと笑うと周りの
雰囲気まで明るくなるよな。


そんなことを考えながら
俺はしばらく悠とたわいない話を
続けた。


「俺らが龍空だったときって優音、小学生だったよな」

悠がつぶやく。

「そーいやそーだな。でも隠してたし‥」

怖がらせたくないって
それだけの理由で隠してた。
でも俺らの時の幹部とか
みんなには紹介したし、
あいつも懐いてた。溺愛してたしな。


昔話が盛り上がって
アイスコーヒーを飲み干した頃。

急に悠の様子がおかしくなった。