「どこを〜?」
想がいつもどおり
ゆるく尋ねる。
でもその瞳は真剣そのものだった。
「鬼羅をつぶす。」
尚が言って、その場がシン‥となる。
晴くんと乃亜ちゃんも
空気を読んで静かにしているらしい
『鬼羅‥って?』
なに、それ
「今一番荒れてて薬も女もヤる族ですよ。」
流風が説明してくれた。
薬も‥女も‥って
ヒドいよ
「最近、鬼羅の人数が増えてんだ。」
尚が重々しく口を開く。
「いつやんだよ?」
桐也が尚に聞いた。
「まだ、決めてねえ」
尚が続ける。
「でも、あまりにも目に余るようになったら殺る。今はまだ泳がせとく」
「‥そーなると、そろそろゆーねちゃんも狙われちゃうね」
『え?私?』
狙われる‥の。
