空歌 -そらうた-








「さあ帰ろっかー!」

『送ってもらっちゃってごめんね』

「気にしなくていいよぉ」


かわいいちょんまげをぴょこぴょこ
させながら

私の横を利汰が歩く。




‥そういえば、どうして
利汰は泊まらなかったんだろう。



『ねぇ利汰?』

「なあにー?ゆーねちゃん」

『どうして、
泊まっていかなかったの?』




私が聞いた瞬間利汰は

一瞬だけ

遠くを見つめるような

哀しい顔をした。