「よし、自己紹介しろ」
桐也が私を促す。
わたし達を囲っている
たくさんの男の子をぐるりと見渡す。
スウ‥
息を吸って
言葉を紡ぎ出した。
『春日優音です。特別科1-B。甘いものが大好きです。週一で想とケーキバイキング通ってます!えへへ。‥わたし、ここの姫になったからにはみんなと仲良くなりたいし一人ひとりの名前も覚えようと思います。こんななんの取り柄もない私ですけど、宜しくお願いします。』
少し長かったかしら?
シン‥と静まり返ったまわりを
見て、少し不安になった。
一拍おいて
「ひめー!宜しくお願いしますー!!」
「俺も仲良くなりたいです!!」
「ひめかわいいいい!!」
などの歓声がとんできた。
‥私可愛くないけどね。
そして尚が口を開いた。
「お前らコイツを全力で護れ。」
そうしたら
「「「姫!!!護ります!!」」」
口を揃えてみんな答えてくれた。
あぁどうしよう、涙が出そうだ。
私、居場所がある。
それだけでこんなに嬉しいなんて。
もっとみんなを知りたい。
これが、私と龍空全体の
始まりの日だった。
