空歌 -そらうた-







‥っ!!!!

『あ、あなたねぇっ!』

「なんだよ姫〜」

もうやだ!このひとすごくやだ!

あ、利汰のところへ逃げよう。

『利汰ぁ‥』

「あー!優音ちゃん!どしたのー?」

『想が‥「つきましたよ。」


私が利汰に泣きつこうとしたら
流風ににっこりと遮られた。



見上げてみると

『きれいねー‥』

外見が体育館と思えない建物があった。

「ここは元体育館で、今は改装して二階建ての洋館みたいになってるんですよ。」

『入りたいわ‥』

「行くぞ優音」

私の手を強引に繋いだのは尚。

『‥なんで手つなぐの?』

「優音ちゃんは尚の彼女だからねー!」

『付き合った覚えないわ。』

「「「ええっ」」」

流風と尚以外の声がハモった。

『え、いつ貴方と付き合ったの?尚』

「姫になったときからだろ‥」

「姫になる=尚の彼女になるだぞ」

「おいおい姫〜吃驚じゃねえの〜」

「優音さん、大丈夫ですか?」


『はあ‥』



「‥なら今は、仮でよくない?」

利汰がつぶやく。


仮‥?仮‥。仮!

『利汰!それよ!仮で行くわ!』

ナイスアイデア!

「まあ、今はそれでいい。」

尚がそう言ってくれたおかげで
なんとか片付いた。