空歌 -そらうた-





「よし、優音ちゃん、体育館へ行きましょうか」

『みんなが集まってるところね?』

「そうですよ、行けばアイスありますからね」

『ぜひ行かせていただきます』

私、流風の言うことなら
なんでも従える気がする。

「‥俺にアイスは」

尚がちょっと拗ねてる。
ショボンとしてる尚って‥
か、かわいい。

素晴らしく顔が整っているから
見つめるのがしんどいわ。

直視できない。





「おい行くぞ、ブス」

『‥だまれブロンドばか』

相変わらずのブロンド(金髪)を
ツンツンさせてる桐也。


『‥あの口塞いでやりたいわ‥』


私がげんなりしていると
想が横でクスクス笑っていた。


「姫〜おもしろいじゃねえの」

『あなたの溢れ出るフェロモン、なんとかならないの』

色気抜群過ぎて怖いわよ、
そう付け足したらまた彼は
クスクス笑って、

私の耳元で

「ん?‥抑えてくれんのか‥?」


と囁いた。