空歌 -そらうた-






「ねー!早く行こうよー!」

利汰が足をジタバタさせている。

よっぽど、その旧校舎とやらに
行きたいらしい。

「じゃあバイク準備しましょうか。」

流風が言ったとたん

「おっしゃあーー!行くぜ想!」

「当たり前じゃねえの~」

と、桐也と想が超特急で屋上から消えていった。


『な、なんなの‥』

なんであんなに走るの速いのよ。


唖然としている私に
流風が説明してくれた。

「2人とも生粋のバイク馬鹿ですからね。それに桐也はこの間ようやく免許を取れて、もう何も言われずに自由に乗り回せるのでうれしいのでしょう。」


あぁ、なるほど。






「よし、俺らも行くか。」



尚がそう言った瞬間


ヒョイッ



私の体が持ち上がった。