空歌 -そらうた-







「さっさといこうぜ~」

相変わらずゆるゆるな想。

私が想を見てぼけーっと
していると、想が私の顔をのぞきこんで

「ど~したの?‥俺に惚れた?」

私の耳元で囁いた。

ゾワワワーっ
鳥肌が立つ。

『な‥にその色気っ』

ああ、びっくりした。

「クックック‥」

笑われてむくれる私を
あやすように
ポンポン、と頭をなでて、彼は
行ってしまった。