いつもどおり、龍空の5人と屋上で
昼ご飯を食べていた時だった。
「ゆうね、旧校舎にいくぞ。」
と尚が言い出した。
『旧校舎?』
確かに新しくてきれいな校舎だけれど
この高校に旧校舎はない。
「ここから少し離れたところに
五年前まで使われてた校舎があるんですよ。」
すかさず流風が
説明してくれた。
『そうなんだ。
でもどうして私がそこへ行くの?』
そんなところに私は用なんてないぞ。
「オマエ、それも知らないのか‥」
桐也が、呆れを通り越して
哀れみの目で私を見てくる。
『なによ、うるっさいわね。
この自意識過剰男。』
「あぁん!?てめぇ表出ろや!」
『わからないの?ここ屋上よ?
思いっきり外なんですけど。』
「‥このやろうー!」
「はいはい、仲良いのは
いいことだけど静かにしよ〜ぜ
お二人さん〜」
想が仲裁に入る。
なぜだか私はすっかり桐也の
口喧嘩相手になってしまった。
まあ仕方ないわ。
だって桐也がうるさいんだもの。
