空歌 -そらうた-




AM.01:45


ほかの龍空めんは寝静まった。

私は眠れなくて外に出る。



ベランダに出て数分したら
私のスマホが振動した。
着信だろう。マナーモードにしておいて良かった


ディスプレイを見て
相手を確認して私は、ため息をついた。


ピッ

『はい。』

「おお、優音さんかい?」

『そうです。いかがなさいましたか?』

「最近こっちに顔を出していないようだの。」

『すみません。学校が忙しくて』

「大丈夫じゃ。それより、わかっておるだろうね?」

『はい。あと少しですね』

「あぁ、こちらとしても楽しみじゃ。」

『ご期待に添えられるよう、今から私もがんばります』

「うむ、よいよい。」

『約束を果たさなくてはならないので』

「お父様とのじゃな。わかっておる」

『‥あのときはありがとうございました』

「おお、何を今更。優音さんがこちらへ来てくれるならいくらでもよいでの。確かに彼を失ったのは大きかったが‥」

『はい』

「それじゃあ時間も遅いでの、また連絡するよ」

『わかりました。ごきげんよう』


ピッ、プー プー プー

機械音が響く。



タイムリミットは、あと少し。








この電話を、聞いていた人がいると
気づかなかったのはどうしてだろう。