空歌 -そらうた-






もうすぐ夕日も沈む。


『あ、ねぇ、どこにとまるの?』

「ここの近くの旅館」

不思議に思ったので聞いたら
尚がこたえてくれた。

は、いいんだけど

『え、お金』

私今そんなに、持ってないわよ。
おろせばあるけど。

「おれんちの旅館だからいらねえ」

え、おれんち?

『尚んち旅館なの?』

「ちげー」

どういうことなのだろう。
頭にはてながたくさん浮かんでいる
私を一瞥して苦笑するほかの4人。

尚はふつうの顔してるし。

全くわからない私に
利汰が説明してくれた。




「尚くんはねー、神田グループの次期社長なのー」





あの、神田グループ?