救急車、もうろうといた意識の中仰向けのまま動けない私。
運ばれた病院、誰かが…必死に叫んでいる。
男子だ。確か…
「市田…くん」
「内山?…内山!がんばれ、もうすぐ手当してもらえるから!」
何で…市田くんがいるの?なんで私運ばれてるの?確か…私は…
オモイダセナイ…
===========
頭が重い。それもそう。頭はギプスと包帯でぐるぐる巻き。
病室に横たわる私。
なんでこんなことになったのかな?全然記憶にない。
頭にけがを負っているってことは
鏡を見ても、いまだに残る痛みからも
理解できるんだけどな、、
お医者さんからの話によると、
私は誰かに何かで頭を強打されて、
重傷を負って
この病院に運ばれて手当を受けたらしい。
そのときに市田くんも一緒にいたらしいんだけど…
トイレに行ってたらしくて、そのとき私一人だったみたい。
でもなんで休みの日に市田くんと
一緒にいたんだろう??
その日は土曜日だったらしい。不思議でたまらない。
別に友達でも彼氏でもないんだけど…
市田くんとはあんまり話さないし…かかわりもないはず。
「真理ー!」
「やっほー♪来たよー!」
友達の山崎 海と遠山 咲子がお見舞いに来てくれた!
ってフルネームだけど(笑)、私は「うみ」と「さこ」って
呼んでる。
「うみ!さこも!どったん?わーうれしーなー!!」
「お見舞いに決まってるじゃん♪もう、今日意識が戻ったんでしょ?心配したんだからー」
「事故から1週間も意識が戻らないなんてね…。私たちもちょくちょくお見舞い来てたけど…」
「あっちは、毎日だもんね」
うみとさこが顔を見合わせて「うふふ」って笑った。
「えっ、何??他にもっと来てくれてた人でもいるの?幸せ者だなー私。」
「え、なにしらばっくれてるんですか。彼氏さんですよ」
うみが調子にのっていう。
「彼氏?私彼氏なんていないよ?誰のこと??」
「…?」
2人は一瞬顔を見合わせて少し考えてから私に言った。
「もう(笑)忘れたなんて言わせないよー。ほら、市田くん」
「ちょうど事故の週の水曜日に告られてOKしたって言ってたじゃん」
え…なんのこと…?
「私、そんな話、知らない…」
運ばれた病院、誰かが…必死に叫んでいる。
男子だ。確か…
「市田…くん」
「内山?…内山!がんばれ、もうすぐ手当してもらえるから!」
何で…市田くんがいるの?なんで私運ばれてるの?確か…私は…
オモイダセナイ…
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頭が重い。それもそう。頭はギプスと包帯でぐるぐる巻き。
病室に横たわる私。
なんでこんなことになったのかな?全然記憶にない。
頭にけがを負っているってことは
鏡を見ても、いまだに残る痛みからも
理解できるんだけどな、、
お医者さんからの話によると、
私は誰かに何かで頭を強打されて、
重傷を負って
この病院に運ばれて手当を受けたらしい。
そのときに市田くんも一緒にいたらしいんだけど…
トイレに行ってたらしくて、そのとき私一人だったみたい。
でもなんで休みの日に市田くんと
一緒にいたんだろう??
その日は土曜日だったらしい。不思議でたまらない。
別に友達でも彼氏でもないんだけど…
市田くんとはあんまり話さないし…かかわりもないはず。
「真理ー!」
「やっほー♪来たよー!」
友達の山崎 海と遠山 咲子がお見舞いに来てくれた!
ってフルネームだけど(笑)、私は「うみ」と「さこ」って
呼んでる。
「うみ!さこも!どったん?わーうれしーなー!!」
「お見舞いに決まってるじゃん♪もう、今日意識が戻ったんでしょ?心配したんだからー」
「事故から1週間も意識が戻らないなんてね…。私たちもちょくちょくお見舞い来てたけど…」
「あっちは、毎日だもんね」
うみとさこが顔を見合わせて「うふふ」って笑った。
「えっ、何??他にもっと来てくれてた人でもいるの?幸せ者だなー私。」
「え、なにしらばっくれてるんですか。彼氏さんですよ」
うみが調子にのっていう。
「彼氏?私彼氏なんていないよ?誰のこと??」
「…?」
2人は一瞬顔を見合わせて少し考えてから私に言った。
「もう(笑)忘れたなんて言わせないよー。ほら、市田くん」
「ちょうど事故の週の水曜日に告られてOKしたって言ってたじゃん」
え…なんのこと…?
「私、そんな話、知らない…」