「まっ!地味子のあたしには到底縁のない話だけど…。」 そう、あたしは小さいころから地味だのブスだのひどい言われようをしてきたので自分の容姿が良くないことくらい自覚済み。 「それよりさ、明日は入学式じゃん!うちの学園全寮制だし寮を見学しにいかない?」 「別にいいけど…。」 そうあたしに言っているのは親友の一ノ宮薫。 薫はあたしのたった1人の友達でもある。 いつも、いじめっ子からあたしのことを守ってくれるの。 おまけに美人でスタイルもいいから誰も逆らえない。