王子様は婚約者



「離してっ…!いや!」




「あーぁ、大人しくしておけばなにもしなかったのに。」





そういって壁に押しつけられ両手を上で縛られた。



男の顔がどんどん近くなってくる。




「イヤ。やめてってば!」




「もう遅いよ。」





後10cmというところで耐えられなくなって思いっきり目を瞑った。