王子様は婚約者



「どうぞお嬢様。」



「ありがとう。神楽【カグラ】」



彼はあたしの専属運転手。




歳は……60歳くらいかな。

小さいころからあたしのそばにいるからお爺ちゃんみたいな存在。



「お嬢様。リラックスですよ!頑張って下さい。お呼びいただければすぐにお迎えにあがります。」





「うん!行ってきます!」