王子様は婚約者



「…なにしにきたのよ…?」





「婚約者に向かってそれはねーだろ。」






「………。」






ガチャッ




「はっ?なに勝手に開けてんのよ!?」






雅はとぼけるように首を傾げて中に入っいった。