「…というわけです。」 「ばかだね、どう考えたってパテがいけないでしょう。」 「だってピンは汚くない。」 「お嬢さんの言うとおりブラコンだし髪ボサボサだし絵の具まみれだし、何も外れてないよ。」 「ついた絵の具はピンの勲章だ。誰にもけなす権利はないし、バカにするのもおかしい。」 「お世辞はいいよ、それよりそのほっぺたどうしたの?」 「これは…」