我妻教育〜番外編〜

私は席につき文庫本を開いた。


クラスメイトたちの声が聞こえる。


コソコソ、ヒソヒソと。


私から距離を保ち、私のことをチラチラと見ながら、私の兄の噂話をしている。



わざと聞こえるように言っているのか、それとも私が地獄耳なだけなのか。



気にしないようにしなければと自分自身に言い聞かせつつ、文庫本を開いているけど内容が頭に入ってこない。


何て言われているのか気になって、耳をそばだててしまう自分がいた。



何だか嫌な感じだわ…。


ため息をついたと同時に、勢いよくガラッと教室の戸が開いたかと思うと、


「グッッッモォーーニィィン☆

O(≧∀≦)y琴湖♪
今日もイイ天気だネ!」