我妻教育〜番外編〜

わかっている。


羨むなんて筋違い。



だけど、ああ、ズルい。


いち抜けた、するなんて。



こんな汚い自分の心に、私は酷くがっかりしていた。



タオルケットに包まり、手の中に、握りしめた。


孝さまが、私に下さった魔よけのお守りを。



身体は健康になったのに、私の心が病んでいるんだわ。



「孝さま、どうか、私の心の中の魔を払って下さいな…」




こんな私の心の声。


綾人さんは、何て言うだろうか。