我妻教育〜番外編〜

いいようのない、焦慮。


どれだけ気を落ち着けようとしても、一向に眠れる気がしなかった。



志すものを見つけた人に対して、心の底から喜ばしい気持ちになれない。



そう、私は羨ましいのだ。

嫉妬しているのだ。



だって、未礼嬢と私は同じだと思っていたから。



私の人生は、やりたいことを見つける人生などではなく、折り合いをつけること、求め過ぎないこと、深く考えないこと。


だって、恋すら自由に選べないのよ?



本能ではなく、自我を持たない理性。



それに尽きると学びながら生きてきた。



華以外のことはしちゃいけないって。


お嫁に行くこと以外、望んじゃいけないって。


はむかうよりも、選んだのは楽な方。