我妻教育〜番外編〜

「そうかな?
でも、何にも考えずただダラダラしてたころと比べたら、コレしなきゃ!
って思えることがある今の方がイイのは事実だけどね」


未礼嬢は、謙遜気味に肩をすくめて、ニコッとして言った。


「たまに疲れたーッて、ヤになることあるし、あたしは根っからの怠け者だから、ついダラけそうになるし。

まだまだダメ人間だけど、自分なりに頑張ってるよ。

啓志郎くんとも約束したしね。

自分の足で立てる人になりたいって。

流されるまま生きるんじゃなくて、何か見つけて、何か自分でしなくちゃ、って。

食に関することを極めたいってね、決心できたきっかけは、啓志郎くんなんだ。

あたしの料理、啓志郎くん褒めてくれたし。
コレがあたしに出来ることなんだって。

あの日々があるから、今のあたしがあるんだ」