私はテーブルに座り直して、孝さまが撮った写真が入ったアルバムを開いた。
「…やっぱり素敵だわ」
感嘆のため息をついた。
たくさんの風景や人々の写真。
孝さまが撮る写真は、いつも色彩が豊かだわ。
どれも鮮やかで、温度まで伝わってくるよう。
どのような瞳でこの世界を見つめているのかしら。
どのような想いを持ってこの一枚を写しとっているのかしら。
写真を撮っているから、孝さまの姿は写っていないけど、写真からはファインダーを覗く孝さまの吐息や鼓動が感じられるようだった。
現地の熱を帯びた風が吹いて、私の肌を撫でたような錯覚を覚えた。
カメラを構える孝さまを一目でも見てみたい。
「…やっぱり素敵だわ」
感嘆のため息をついた。
たくさんの風景や人々の写真。
孝さまが撮る写真は、いつも色彩が豊かだわ。
どれも鮮やかで、温度まで伝わってくるよう。
どのような瞳でこの世界を見つめているのかしら。
どのような想いを持ってこの一枚を写しとっているのかしら。
写真を撮っているから、孝さまの姿は写っていないけど、写真からはファインダーを覗く孝さまの吐息や鼓動が感じられるようだった。
現地の熱を帯びた風が吹いて、私の肌を撫でたような錯覚を覚えた。
カメラを構える孝さまを一目でも見てみたい。

