保健室に行く前に、水道で傷口を洗った。 普通に、膝だし。 あー、やっちゃった… 今更ながら、後悔が押し寄せてきた。 「プッ……」 …おい。その笑い声はなんだ。 わたしがイラッとしながら振り返ると、そこには─── もちろん、遊浅がいた。 ヤバい、見られてたか。 あー、恥ずかし。 恥ずかしくて死ねるかも。 わたしはしばらく、固まっていた。 彼はクスクスと笑っていた。