体育のときも、彼は寝ていた。 案の定、体育座りで腕に顔を埋めて。 そんな姿はやはり可愛く、女子がきゃーきゃー言っていた。 …いいもん、わたしは寝顔見たんだから……! とかいう小さな誇りは胸にしまっておく。 そんな彼をチラチラ見ていたら、盛大にこけた。 「いったぁ~」 「アハハ、大丈夫?」 「笑って言うなし!保健室行ってきまーす。」 わたしは先生に叫んだ。 「見学してなさいよー」 「…はーい…」 あー、せっかくのサッカーを逃したっ。