つかなんでそのタイミングで起きんだよぉ! もうちょっと寝てろよ! とかいう意味のない暴言を心の中に留ながら、わたしは彼から目が離せなかった。 というよりも、彼が意味ありげに、しかも裏がありそうな満面の笑みだから。 目が、離せないんです。 すると彼は笑ったまま、机に突っ伏したまま、口を開いた。 「おはよう。見た?」 まるで朝、「昨日のテレビ見た?」ということを訊いているような軽さだった。 だからわたしは思わず、コクンとうなずいてしまったのだ。