夜空の星は。



いつもの私なら
思いっきり突き飛ばすだろう。


でも今は。

1人が怖くて

そばにいて欲しくて

ぬくもりが欲しくて

突き飛ばせなかった。


「こ、わかっ…たぁっ…

怖かったよぉっ…!」



怖い。怖いよ。
今だって。

「大丈夫。もう大丈夫だから。

ここにいるから。」




その日は斎藤に家まで送ってもらった。