夜空の星は。



「あ、そーそー!

それ俺だよ。」

ニコっとふわふわ
した笑顔で言ったその人。


「でも…なんで名前?」

「ん?あぁ。

この前の誰だろー、って
気になってたら

真白星羅がどうこうってゆー
話をきいてさ。

顔みたらこの前の子だったの、」


「そう…です、か。

…あ!助けてくれてありがとう
ごさいますっ!

この間もっ!」


2回目だから、今度は
しっかり目を見たかった。


「別にいーよ。」

またニコっと微笑む彼。

自然と心もあったかくなる。