夜空の星は。




俺は淡々と話始める。

「ここに初めて星羅を連れてきた時言われたんだ。

『私のお母さんに言われたことがある』って。


『夜になっていきなり現れる、不思議な夜空の星は、
色んな人の思い出とか、命とかそういう何にも変えられない、とっても素敵なものなんだ』って。

『それはずーっと、ずーっと空から見守ってくれるから一生消えない。


空を見上げればいつでも思い出せるように、いつも光輝いているんだ』って」



「「…?」」

…ちょっと難しい、か?



「…要はな。」