※この章は遥目線です。
あれから何日たっただろうか。
ただ起きて、食べて、働いて、寝て。
そんな回るような日々を過ごしてた。
「ただいま。」
「おかえり。」
「ご飯は?」
「…今日はいいや。」
まだ俺が壊れていないのはこの子たちがいるからだろう。
俺はそのまま自室へ戻った。
「…『今日は』って…昨日もそうだったじゃん。」
「…お父さんはお母さんの事本当に大事にしてたもんな。
1番ショックが大きいんだろうな。」
「…うん…分かってる。
でもご飯くらい食べなきゃ…」
この2人は2人なりに答えを出して、
星羅の分まで生きることを選んだ。
「辛いけど、苦しいけど、泣きたいけど、本当に泣きたいのはお母さんじゃないか。」って。