夜空の星は。


ふと、

「…はる、か?」

俺はハッとして顔をあげる。



「星羅っ!

せいらぁっ…!」

起きた…!


「「お母さん!」」


「…せい、あ……は、るき…。」

「喋んな!

静かにしてろ!


頼むからっ…


独りに、しないでくれっ…!」


独りにしないでくれよ。

頼むよぉっ…




すると星羅淡々と喋り出した。

喋るなって言ったけど…聞かない。