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病室は静まりかえってた。
星愛は星羅の顔を泣きそうな顔でみてて、
晴樹は俯いてる。
俺は星羅の手を握る。
…俺は無力だ。
ただこうする事しか出来ないんだ。
「…ねぇお父さん。危篤ってなに。」
ふと顔をあげると星愛が俯きながら聞いてきた。
その手は…震えてた。
「それは…「俺も知りたい。
でも、良いことでは無いって…分かってる。」
…
「危篤っていうのは…
今にも死にそうなことだ。
もしここでいきなりなんの予兆もなく心臓が止まってもおかしくない状態。」
「ーーーっ、なんっで?!
なんでお母さんなの?!」
「星愛っ。、」
星愛は泣き出した。
「私達っ、まだ中2だよっ?!
14年しか一緒に過ごしてないんだよ⁈
なのにっ…!こんなの!」
「星愛。良く聞け。…晴樹も。」
俺は星愛の言葉を止めて言う。


