夜空の星は。





どれくらい時間がたっただろうか。

ふとランプが消えて医者が出てきた。


「先生、星羅はっ…!?」

すると医者は顔をあげて

「最善は尽くしました。
息もあります。

…ただ…」


「ただ…?」

晴樹が口を開く。

「ただ…とても危ない状況…
いわゆる危篤です。

いつ息が止まってもおかしくない状態になっています。

なので…



ーーーーその時まで、側に居てあげて下さい」




きと…く…