どれくらい時間がたっただろうか。 ふとランプが消えて医者が出てきた。 「先生、星羅はっ…!?」 すると医者は顔をあげて 「最善は尽くしました。 息もあります。 …ただ…」 「ただ…?」 晴樹が口を開く。 「ただ…とても危ない状況… いわゆる危篤です。 いつ息が止まってもおかしくない状態になっています。 なので… ーーーーその時まで、側に居てあげて下さい」 きと…く…