ガラガラガラガラ…


「処置に入ります!
付き添いの方はここでお待ち下さい!」


手術室のランプが赤く光る。



俺の手には星羅の血。


…大丈夫…大丈夫…


そう言い聞かせながら手術が終わるのを待った。



「お母さん…大丈夫だよね?」

「…俺たちには願うことしかできねぇ…」


「……っ…」