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ふと眼を開けると

白い天井。

左手に暖かい温もりが。


「…はる、か?」

ハッとして顔をあげる遥。

「星羅っ!

せいらぁっ…!」

「「お母さん!」」


「…せい、あ……は、るき…。」

「喋んな!
静かにしてろ!

頼むからっ…!


独りにしないでくれ…!」


なにいってるの?貴方は一人じゃない。

「い、ぃ…

みんな、きぃ…て…」

「喋んなってっ…!」


「あの…ね、

せい…あと、はるきは…

今14だから…14年一緒、にいたね。


遥は…ずーーーー、ーっと一緒だった。

辛い時も、哀しい、と、きも。

嬉しいと、きも。


かんしゃしてる、から。

かなし、まないで。

前を向いて。




ありが、とう。


愛してるわ。」


私はそこで急激な眠気に襲われて眼を閉じた。