「みゃ~」

おっと。

足元の白い猫にも頭を撫でて微笑む。


ミア。お葬式の後捨てられてるのを見つけてさみしそうにしてたから拾った。

一人の淋しさは知ってるから。



…あ、遅刻しちゃう。


私は玄関を出て学校へ急いだ。